カフェスタイルバー ビビット 紫波町で生ビールが旨い! 豊富なカクテル! 地元産「紫波もちもち牛のステーキ」が美味しい!  

年に一度彼はやってくる。しかし、本当は一度ではない。
今年が5回目となる東北六県ツアーで、彼はまたこの店にやって来た。
小さな車ではあるが、走る距離は相当なものと想像する。でも、どの位とは推し量れない。なぜなら彼の拠点は、北海道旭川市であり、道内を走るだけでもすごいはずだ。フェリーで海を越えては、その後山を越えて、空を越えてやってくる。
当店の店主は、年に一度のその演奏を心待ちにし、当日はトリプルアンコールまでかけて、最後の最後まで時間を惜しむように、演奏を楽しむのである。至福の時間とはこういうことだと思う。
そして彼は、岩手を離れ、ツアーの移動は相当過酷であろうに、東北六県を縦横無尽に走り回って、魂のこもった演奏するのだから、それは驚きである。
それでだ。彼は毎年必ず移動途中に再度店に立ち寄り、ドアの隙間から一通の手紙をくれるのである。
一度も会ったことは無いような気がする。しかし、手紙の彼の言葉には、彼が今すべきことや立ち向かう目標に対しての心づもりがはっきりと記されている。
お礼の手紙だが、いつもこちらが勇気を頂くのである。
男に惚れる。人に惚れる。
また逢いたいと思うのである。