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「車のRADIOから流れてきて、懐かしく聞き入った。」

20代前半に職場の同期に誘われバンドに夢中になった。夢だったバンドでドラムを叩けたのである。
とは言っても、漫画の世界に憧れカッコいいなーと思っていただけで、いざ始めたもののド素人が素人で終わってしまったのだが。

ある時、カバーをしていたストレイキャッツが来日するとの事で、仲間と深夜バスで、東京公演へと向かった。
最後部座席に陣取り、深夜に出発した旅は、「もう二度とバスでは行くものか。」と思うほど疲れ果て、早朝の新宿に着いた。早朝営業の喫茶店に入ると、まさしく東京って感じで、朝にも関わらず満席で、酔っ払いの外国人が喧嘩をしていた。「クレージーな町だぜ東京は!

なかなか本題に入らないので、少し端折って。
会場はNKベイホール。開場前の行列では、ロック好きのこれまたクレージーな格好の観客が列をなしていた。田舎から出てきた僕らは圧倒され、めちゃめちゃ緊張していたのを覚えている。さて、席は2階席。2階と言っても、ステージに近く、意外にもいい席じゃないか。良い席を陣取った僕らは、ステージが始まると、お気に入りの曲に舞い上がり、バンドメンバーの名を連呼していたものだ。

そんな中、我がバンドのギタリストが、何やら言っている。「〇〇だぜぇ!」なんて言っているのか分からない。
コンサートが終わり、「なんて言っていたの?」と聞くと、「あいつらBLANKEY JET CITYだぜぇ!超カッコよかったな~。」と。聞いてもピンとこなかったのだが、彼らは当時人気の音楽番組「いかす天国バンド」に出ていたらしい。その後音楽シーンをにぎわすことになろうとは。

そんな彼らの曲「ガソリンの揺れかた」がRADIOからふと流れきた。今も色褪せない彼らの曲
STRAY CATSも、Blankey Jet Cityも今も変わらず超かっこいいぜぇ!
みんなもっと騒いでくれよ。俺知らなかったし。あ~真後ろにいた彼等に握手してもらいたかったな~(笑)